ハロハロで扱っている住宅用のタイルカーペットは、裏面吸着で敷くだけなので簡単、と別の記事で紹介しました。
しかし、字面で簡単簡単といっても、実際どんな様子かが分からないと手が出せませんよね。
そこで今回、実際にスタッフが検討して、DIYリフォームで敷くまでの様子をレポートにしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
住宅用タイルカーペット(カーペットタイル)とは
タイルカーペット(カーペットタイル)は、その名の通り絨毯のような毛の質感を再現した床材で、タイルの形状に1枚ずつ分かれています。住宅に人気のクッションフロアのような塩ビシートとは全く違う質感の床材です。
業務用のタイルカーペットは、接着剤で固定する前提ですが、住宅用に開発されたタイルカーペットは、裏面に吸着するゴム材が施されており、接着剤なしで貼ることができる画期的な人気商品です。
その分、塩ビシート系床材よりもお値段は張りますが、原状回復が必要な賃貸でも愛用されています。
詳しくは以下の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。
【ハロハロ】原状回復に最適!住宅用タイルカーペットのポイントと選び方
<ポイント>
・接着剤も両面テープも不要!フローリングに敷くだけでズレません。
元に戻すのも手ではがすだけです。
・正方形タイルの形を組み合わせるので、レイアウトは自由自在!
カッターでカットもできる素材です。
・1枚ごとに交換可能!手洗いもできてメンテナンス性が抜群です!
<合わせてクッションフロアが気になる方はこちら>
【ハロハロ】原状回復ができる「クッションフロア」の施工方法
もくじ
- まずはサンプルを取り寄せて確認しよう
- 施工に必要な道具の紹介
- 住宅用の裏面吸着タイルカーペットを実際に敷いてみよう
- 貼り分けで仕上がりのイメージを変えてみよう
- 場所に合わせてカットもできます
- 端部が気になる方にはオプションパーツもあります
まずはサンプルを取り寄せて確認しよう
注文をする前に、まず時間があれば気になる商品の品番を控えて、サンプルを取り寄せてみましょう。ハロハロでは、カットサンプルをお一人さま5点まで無料でお送りしています。
(※ 和室の畳の上には吸着しにくいので、その点は注意してください)

サンプルは実際の商品をカットしているので、商品のイメージを掴むことができます。
商品と同じく裏面の透明なフィルムを剥がすと、ゴム性の滑り止めがあるので、どんな感じかまで確認できます。
まずは貼りたい場所で滑り止めがズレないかチェックします!
親指に力を込めているのが分かりますが、この大きさでも動きません・・
これはかなり期待が持てます!
デザインも多彩なので、本当に迷いますよね。
検討の結果、シンプルでありながら少しデザインのある「AK1001」と「AK1501」の組み合わせにすることにしました。(写真の左から2番目と3番目)
施工に必要な道具の紹介
リフォームは道具がいるから・・とためらっている方に朗報です。
今回、専門の道具は必要ありません。
必要なものは「掃除用具」ぐらいです。
場所によってカットが発生する場合は、「カッター、定規、カッティングマット」のセットが必要です。
住宅用の裏面吸着タイルカーペットを実際に敷いてみよう
注文した商品が届いたので、実際に敷いてみます。今回、ダイニングテーブルを置くコーナーを違った雰囲気にしたいので、このスペースに施工したいと思います。
①まず、敷きたい部分の床をキレイに掃除します
掃除機やクイックルワイパーで、ホコリや髪の毛を掃除します。
汚れは裏面の滑り止めに影響するほか、もし濡れたまま敷くとカビなどの原因にもなりますので、掃除は入念に行ってくださいね。
②基準となるポイントを決める
基準となる1枚の場所を決めて、そこから広げるように貼っていきます。
今回のように部屋の角があれば角を基準にします。
③向きを確認しながら1枚ずつ貼っていく
貼るときは、まず裏面のフィルムを剥がします。
壁際であれば、その壁に沿って敷くだけでとても簡単です。
また今回のデザインは、流れの向きが比較的分かりやすい柄ですが、 プレーンな無地で毛の向きが分かりにくい場合は、後ろの矢印の向きを参考に調整します。
あとは1枚ずつ角に合わせて、隙間ができないように敷くだけです!
隙間なく敷くコツは、基準の角を合わせて、自分の手側に向かって引くようにしながら敷くと、合わせやすくなります。
(業務用タイルカーペットを施工されるプロもこのやり方です)
糸の部分をカットしてタイル状にしているので、どうしてもパイルの塊が残っています。
せっかく掃除したのが台無しになるので、放置せずにこまめに掃除しましょう。
あっという間に半分以上敷けました。
仕上がりイメージや、目立った隙間が出ていないかを確認しながら進めていきます。
貼り分けで仕上がりのイメージを変えてみよう
今回、2種類の商品を半々に購入しているので、色んな貼り方を試してみます。タイルカーペットの貼り方には、主に以下の種類があります。
流し貼り
デザインの向きを同じ方向に貼る方法
市松貼り
隣り合うタイルカーペットの向きを変えて交互に貼る方法
ランダム貼り
デザインの向きを統一せずにランダムに貼る方法
デザインの向きを同じ方向に貼る方法
市松貼り
隣り合うタイルカーペットの向きを変えて交互に貼る方法
ランダム貼り
デザインの向きを統一せずにランダムに貼る方法
<完成パターン①>
1列ごとに市松貼りにしてみました。
貼る前はこのようなストライプのデザインが良いかと思っていましたが、色々試してみます。
<完成パターン②>
一回全部はがして、全体の市松貼りを試してみました。
向きが変わるところで商品を変えているので、通常の市松貼りよりもはっきりしています。
こうやってはがして色々試せるのが良いところですね。
<完成パターン③>
もうひとつ、外側を囲うようなデザインです。
もしこの貼り方をするには、外側と内側の枚数の計算が必要です。
どれにしようか迷いましたが・・・
今回は2番目のカラーごとの市松貼りに決定!
<また貼り直して完成イメージ>
自分が貼ったという達成感もあり、大満足です!
こちらの約6㎡のスペースで、かかった費用は約3万5千円くらいでした。
また、掃除や貼り直しの時間などを含めて、かかった時間は2時間くらいででした。目安としてご参考ください。
場所に合わせてカットもできます
正方形のタイルの組み合わせだと、場所によってはサイズが合わないこともあります。そんな時でも、市販のカッターでも切ることができます。
コツは一度で切ろうとはせず、何回も刃を通して切るようにします。
(※力任せは危険です)
このようにカッターで簡単にカットができます。
もしカットが不安でしたら、サンプルを取り寄せて試すこともできます。
端部が気になる方にはオプションパーツもあります
住宅用のタイルカーペットを上から敷いた時に、端部のほつれや段差が気になる方もいらっしゃるでしょう。今回、私は採用していませんが、小さいお子様やペットがいて気になるという方には、オプションのパーツがオススメです。
角に配置する「コーナー材」と、側面に這わせて敷く「見切り材」の2種類があります。
見切り材は1本の長さが決まっていますが、これもカット可能なので、場所に合わせて調整が可能です。
ここで固定だという場所が決まってから施工してみましょう。
いかがでしたでしょうか。
このレポートを見れば、自分でも貼れそうかも・・という気がしてきませんか?
実際に住宅用タイルカーペットの貼り替えは本当に簡単です。
カットさえすれば、あらゆるところに貼ることができます。
小さいお子様やペットが滑ってケガをしないか、という心配に住宅用のタイルカーペットはピッタリです。
ぜひ、おうちのリフォームの床材選びにご参考ください。