
いま住んでいる家にクッションフロアを敷いてみたいな…
もうすぐ引越しするから、荷物を入れる前にクッションフロアを敷きたい…
でも、どうやって敷いたらいいのかわからない!
という方は、実は少なくありません。
DIY資材の販売を専門とするハロハロスタッフですが、
実際にクッションフロアを敷いてみるまで…
「え?こんなものが必要なの!?」
「こういうものがあったほうがよかったな…」
「クッションフロアを敷いたら、こんなメリットがあるんだ…!」
という感想がたくさんありました。
今回は、ハロハロスタッフの住まいで、実際にCF(クッションフロア)を敷いた体験談をご紹介。
そしてそれを踏まえて、賃貸で施工できるクッションフロアの敷き方を解説していきます!

賃貸でも安心!マスキングテープを使ってクッションフロアを敷いてみよう

賃貸物件でのDIY…
やっぱり気になるのが退去時の原状回復。
大家さん、管理会社さんから借りている賃貸物件で、
クッションフロアをボンドで接着するわけにもいきません。
原状回復可能な範囲のDIYで留めておかないと、
敷金の返還や、退去費用に影響するおそれもあります。
とはいえ、置き敷きするだけだと浮いてきたり、
歩いてずれたりするのがストレスになりそう…😭
そこで今回、ハロハロスタッフは身を呈して(?)
マスキングテープと両面テープで施工する方法を試しました!
▼動画でくわしく知りたい方はこちらをどうぞ!▼
もくじ
└クッションフロアの施工をはじめる前に。必要な道具一覧
●クッションフロアの施工方法①:まずはマスキングテープを床に貼っていく
●クッションフロアの施工方法②:マスキングテープの上から両面テープを貼る
●クッションフロアの施工方法③:両面テープをはがし、クッションフロアを敷いていく
●クッションフロアの施工方法④:同じ要領で部屋全体にクッションフロアを敷いていく
●クッションフロアの施工方法⑤:無事完成!仕上がったお部屋がこちら
●賃貸物件にクッションフロアを敷くメリット・デメリット
└賃貸のお部屋にクッションフロアを敷くメリット
└賃貸のお部屋にクッションフロアを敷くデメリット
●クッションフロアを敷くときにあると便利かも?おすすめのアイテムたち
●クッションフロアの施工のとき、あったほうがよかったかも…というアイテム
●まとめ:やってよかったクッションフロア施工!マスキングテープと両面テープでも十分な固定力でした!
賃貸物件にクッションフロアをテープで施工する方法。意外と簡単です!
クッションフロアの施工をはじめる前に。必要な道具一覧

今回の施工のために用意した道具は、上の写真のとおりです。
・大きめのカッター
・地ベラ
・マスキングテープ(できれば建築用のもの!)
・両面テープ(できれば床材用のもの!)
・吸着テープ(できれば床材用のもの!)
・ローラー
・シームシーラー
すべてまったく同じものがないとダメ!
というわけではありませんが😖
用意しておいたほうがキレイに仕上がりますし、
専用のものを選べば選ぶほど長持ちします。
クッションフロアDIYもスムーズにやりやすくなるので、
ぜひ取りそろえてみてください😊
クッションフロアの施工方法①:まずはマスキングテープを床に貼っていく

まずは床に、幅広のマスキングテープを貼り付けていきます。
このマスキングテープですが、100円ショップや文房具屋さんなどで販売されているものだと、剥がす際にベタベタになったり、柄が残ってしまうこともあるようです。
のり残りの少ない塗装用のマスキングテープや、 建築用と明記されたマスキングテープがおすすめです◎
このマスキングテープの上に、
クッションフロアを固定する両面テープを貼ります。
粘着力の強い両面テープを直接床に貼ることなく、
原状回復時、お部屋へのダメージを減らそう!という作戦です。
両面テープが幅広のものが多いので、
粘着面がはみ出してしまわないよう、
必要であれば二列に貼っていきます。
テープの貼り方は部屋の形によってさまざまです。
最初は部屋の隅、壁際から貼っていって、
中はすのこ状に貼っていくのがスタンダード。
マスキングテープは最初にすべて貼ってしまっても、
部屋の形を見ながら貼っていっても大丈夫。
とにかく原状回復が気になる!という方は、
この作業は入念に行うようにしましょう。
クッションフロアの施工方法②:マスキングテープの上から両面テープを貼る

ある程度マスキングテープを貼り終えたら、その上から両面テープを貼っていきます。
両面テープは、一般に販売されているものよりも、
●クッションフロア用両面テープ
●床材固定用両面テープ
●吸着滑り止めテープ
といった、施工専用のテープがおすすめです。
これらはホームセンターなどで購入することができます。
ボンドで接着しないぶん、ずれたりしないように、
強粘着タイプのテープを用意しました。
滑り止めテープは予備として用意したのですが…
最後のほう、両面テープが足りなくなりました😭
滑り止めテープは壁際ではなく、
クッションフロア内側の固定で使用しました。
どのテープもそうですが、少し多めに準備しておくと安心ですよ…😉
クッションフロアの施工方法③:両面テープをはがし、クッションフロアを敷いていく

続いて、両面テープをはがし、クッションフロアを敷いていきます。
両面テープは一気にはがしてしまわず、
少しずつはがしながら、クッションフロアも少しずつ貼っていきます。
お部屋に敷くクッションフロアはあらかじめ、
部屋の形に合うよう、隅っこの処理をしておくとやりやすい…
のですが、今回の施工では、先にクッションフロアを固定。
隅っこや両端は寸法を測り、多めに余らせておいて、
あとからカットしていく方法にしました。
方法はいろいろありますが、
先に固定する方法ではクッションフロアがずれにくく、
端っこの処理がやりやすいのが特徴です。
失敗するとはがさないといけなくなることもあるので、
慣れないうちは先にクッションフロアの形を決めてしまったほうが良さそう…😫
これは微調整しているときの写真。
少し多めにクッションフロアを余らせておくと、
臨機応変に調整できて安心です。
クッションフロアの施工方法④:同じ要領で部屋全体にクッションフロアを敷いていく

①マスキングテープを貼る
②その上に両面テープを貼る
③クッションフロアを敷く
④部屋の形に合わせてカット
この順番さえ守れば、あとは同じことを繰り返していくだけです!
一番難しい窓際も、両面テープをはがして、
クッションフロアを壁側に少し余らせた状態で貼っていきます。
壁に沿って地ヘラでぐっと押さえ、型をつけていきます。
壁を傷つけないよう、慎重にカット。
このとき、CFカッターなどのアイテムがあると、
壁を傷つけにくく、キレイに仕上げられます!
クッションフロアの施工方法⑤:無事完成!仕上がったお部屋がこちら

無事クッションフロアを敷き終えたお部屋です!
クッションフロアを敷く前後を比べてみました。
床材を変えるだけでも、お部屋の印象が様変わりするものですね…✨
もちろん床の上で歩いたり、家具を少しずらしたりしても、
クッションフロアがずれたりすることはありません。

賃貸物件にクッションフロアを敷くメリット・デメリット
さて、このお部屋に暮らし始めてもうすぐ三ヶ月…
今のところ、「クッションフロア、いいな…!」と思うところばかりです!
賃貸のお部屋にクッションフロアを敷くメリット
①歩いたときの音がしずか
このお部屋はほぼ1Rの間取りなんですが、少しだけ廊下があります。
その廊下にはクッションフロアを敷きませんでした。
あるとき廊下に歩みだしてみると、ギシッ!と大きな音が…😲
部屋の中では感じなかったので、ある程度はクッションフロアが吸音してくれているのかも。
②家具を置いてもへこみやキズが気になりにくい
荷物を入れる時に感じたことですが…
本当の床を傷つけてしまう心配が軽減されました😂
賃貸の床はちょっとしたことで傷がついたり、汚れたりしてしまうもの。
一つ一つは小さくても、
積み重なれば大きなストレスになっちゃうんですよね😫
もちろん重たい家具や家電は置き跡が残ると思うのですが、
それでも直接置くよりはずっとマシなはず。
自分のお部屋のはずなのに、
今までビクビクしながら生活していたんだな…。
③インテリア選びが楽しい…!
なんといっても…!
このクッションフロアに合う家具・インテリア選びがとっても楽しいです!
これまで家具選びなんてしたことがなかったのですが、
このクッションフロアに合う家具を選んだり、置いたときにどんなふうになるか、
一つ一つ考えるようになりました。
これはたぶん逆でも楽しくて、
いまおうちにある家具に合わせたクッションフロアを選ぶ!
なんてパターンもすごく面白いはず😆
④落ちた髪の毛やゴミが目立ちにくい
これは個人的にラクになった!というお話😂
濃い色のクッションフロアを選んだおかげか、
床の上の黒いゴミ、例えば髪の毛が目立ちません😂
というのも、前の家の床が真っ白で…
小さなゴミが本当によく目立ちました。
もちろん床の色が濃くなったからといって、
ゴミがなくなるわけではありません。
でも疲れている時にゴミが目に入って、
「うわー掃除しなきゃ…😫」と思うシーンが少なくなり、
ストレスがちょっと減ったような気がします😊
賃貸のお部屋にクッションフロアを敷くデメリット
①そうは言っても原状回復は気になる
とはいえ、このお部屋を退去するときの原状回復は気になります。
テープがうまく剥がせるかな…
ほんとに床に傷はついてないかな…などなど。
水をこぼしたりすることもあるので😂
カビが生えないかどうかもちょっと心配ですが…
なんとこのクッションフロアは防カビ機能つき!
選ぶときには機能面も参考にしてみてくださいね!
②冷たい!
幸か不幸か、このお部屋はとても通気性がよく…
冬場は寒さに震えることになりました😖
もとのフローリングもそうだったかもしれませんが、足を下ろすと結構冷たい!
というわけで、冬場だけあったかいラグを導入してみました。ぬ、ぬくい…😭
敷いてみたのはサンゲツのラグです。分厚めなのでひんやりせず、良い感じです!
▶このラグについての詳細はこちらをクリック!
ちなみに…
床暖房完備の部屋用に、床暖房対応クッションフロアも多数あります😆
そしてもちろん、このお部屋には床暖房はございません😭
さらにさらに、床暖房設置の賃貸施工の場合は、
マスキングテープでもベタベタになってしまうので、
基本的には置き敷きでの施工をおすすめしています👍
▶床暖房対応のクッションフロア一覧はこちらをクリック!
③結構伸縮するかも?
施工の際、クッションフロアを圧着するべく、ローラーをコロコロかけたのですが…
突き合わせ(ジョイント)部分が少し浮いてきてしまっています。
ただ、遠目で見るとまったくわかりませんし、
ほぼ気にならない程度ではあります。
気温の変化か、接着不足か…😖
大きな隙間が空いてしまいませんように!
クッションフロアを敷くときにあると便利かも?おすすめのアイテムたち
今回のクッションフロアの施工で使ったアイテムたちです。
カッターのほか、ハサミは数本ずつ用意しました。
マスキングテープ、両面テープ、吸着テープは予備を含めて多めにそろえておきます。
地ヘラはクッションフロアの型付けにとっても役立ちました!
プラスチック製のものでもOKです。
シームシーラーは突き合わせ(ジョイント)部分に使う予定でしたが、今回は使用しませんでした。
▼2枚以上のクッションフロアをシームシーラーでつなぐ方法は、この動画でご紹介しています!
クッションフロアの施工のとき、あったほうがよかったかも…というアイテム
●しごき棒
これは練りもの…ではなく、
「しごき棒」「三角エッジブラシ」と呼ばれるものです😂
エアー抜きのとき、撫で刷毛だけでは抜けきれない空気があったので、
しごき棒があればな…と思う場面がちらほらありました。
三角エッジブラシ(しごき棒)の詳細はこちらをクリック!
●CFカッター
今回は普通のカッターで施工しましたが、
CFカッターと呼ばれる施工専用のカッターがあります。
使い方は、カッターの刃を取り付けて、壁に沿わせてスライドさせるだけ。
壁も傷つけにくく、まっすぐキレイに切れるので仕上がりがよくなります。
ただ、突き合わせ(ジョイント)部分のカットには向いていないそう。
二枚以上のクッションフロアをつなげるときには、これ一つで…
というわけにはいかないみたいです。
細かいところの微調整もしたいし、やっぱり普通のカッターも必要ですね…
CFカッターの詳細はこちらをクリック!
●できるだけ大きな定規
おうちにあるかどうかわかりませんが、
クッションフロアの裁断にはできるだけ大きな定規があると便利です。
アルミカッター定規などがあれば一番ですが、
小さめの定規やハサミでも裁断できなくはありません。
よりきれいな仕上がりを目指すのであれば、そろえておいても良さそうですね👍
まとめ:やってよかったクッションフロア施工!マスキングテープと両面テープでも十分な固定力でした!
引っ越し前に行った、クッションフロアの敷き込み。
想像以上のメリットがたくさんあって、 本当にやってよかったな~と思っています😊
マスキングテープと両面テープで行う施工方法は、
賃貸のお部屋でもやりやすく、原状回復も比較的簡単です。
前の家で感じていた細かなストレスが消えて、
とっても快適な新居生活を満喫しています😊
家具選び、インテリアコーディネートの楽しみも増え、
これから自分の部屋をつくるぞ!という気持ちがますます強くなりました。
みなさんもぜひ、賃貸物件でもできるクッションフロアの施工で、
理想のお部屋を手に入れてみてください!!
▶動画で詳しくクッションフロアの貼り方を知りたい方はこちらをクリック!
