
長い自粛期間とおうち時間で、大きな変化のあった私たちの生活環境。
リモートワークでビデオ会議をしたり、Youtubeをはじめとする動画投稿サイトに映像をアップロードしたりと、映像処理や動画作成という分野に四苦八苦されている方も多いかもしれません。
今回は、そんな動画の作成・編集にお役立ち!グリーンバック・クロマキー合成ができるかも!?グリーンバックに適した壁紙・カーテンについてご紹介していきます!
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誰でも簡単合成動画!よく聞く「グリーンバック」とは?
映像分野に興味のある人なら、一度は聞いたこと・見たことがあるかもしれないグリーンバック。
通常はグリーンバックという言葉のまま、大きなグリーンのロールスクリーンや布を使用します。
どこで販売されているのか、気になって探してみた方も多いかもしれませんね。
このロールスクリーンの前に被写体となる人が立ち、その様子を撮影し、あとから動画編集ソフトで背景のグリーンのみを透過し、別の映像を合成しやすくする、という方法です。
この透過処理を「クロマキー合成」と呼んだりします。
どんな動画編集ソフトにも備わっている、基本的なメニューです。
実際のグリーンバック映像がこちら。緑が透けて背後に好きな画像や映像を合成できる!
実際に、グリーンの壁紙の前で手と指を動かし、背景の透過処理を行ったサンプル映像がこちらです。
最初に緑色の壁紙の前で手を動かす動画を撮影し、その緑色の背景を透明にして、後ろに海の写真を重ねています。
なんとなくイメージは掴めたでしょうか?
画像であれば、背景のみを選択して透過、という処理ができます。
しかし、動画は画像の連続なので、背景を透過して他の映像や画像と合成するには、こうしてグリーンバックとクロマキー合成を使うことが多いです。
時折お天気キャスターさんが緑色に近い服を着ていて、天気図を指す時に体が透明になっちゃった!というような放送事故がありますが、あれはこのような理由から起こるわけですね。
壁紙やカーテンでもグリーンバックは作れる?実際に検証してみました!
最近は自宅でWebカメラを使ったり、動画を撮影して編集する方も多くなってきました。
より専門的な処理を求められている方も少なくなく、頭を悩ませている方もいるかもしれません。
家に一枚あると助かるグリーンバック用の資材ですが、大きいし幅を取るし、必要な時は限られるし、照明もスタジオもないし、何よりお値段が高くて、気安く導入できるものじゃない…!
そこで、ハロハロスタッフは悪知恵を働かせました。
そう、緑色の壁紙やカーテンでグリーンバックを代用できないものか、と…!
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いざ、グリーンバック検証!今回使用する壁紙・カーテンはこちら

すべて緑色とはいえ、どの色を背景にしたら一番キレイに透明化して合成できるのか、という疑問が出てきますよね。
「インテリアとしても使いたいし、撮影用の資材としても活用したい!」
ハロハロスタッフは覚悟を決めて、これらすべての壁紙、そしてカーテンで検証。
よりキレイに合成できた商品をピックアップしてご紹介することにしました!
まず、今回使用した壁紙とカーテン、それぞれのメーカーと品番の一覧をご紹介します。
サンゲツ カーテン四種類

サンゲツからは壁紙ではなく、グリーン近似色のカーテンが四種類エントリー。
黄色、黄緑に近い色と、濃いグリーン、薄めグリーンと、気になる色味がそろっています。
グリーンバックとインテリアを両立させられるカーテンはあるのでしょうか?
リリカラ 壁紙三種類
リリカラからは三種類の壁紙がエントリー。
最近流行のくすみカラーと、かなり濃い目のグリーンが二色となっています。
LW4245は写真で見ると青めに見えますが、手に取ると鮮やかなグリーンです。
ルノン 壁紙三種類
ルノンからは、どちらかというとくすんだ緑色が三種類エントリー。
RH7725はかなりくすんでいて、画像で見るとかなりグレーっぽく見えますね。
RH7723、RH7724も渋い色でどちらかというと和風のお部屋に合いそうな色味。
グリーンバックに適しているかどうか、気になるところです。
シンコール 壁紙二種類
シンコールからは、鮮やかな緑色の壁紙が二種類エントリー!とってもカラフルで楽しい色味です。
画像より、実物のほうがかなり鮮やかで明るい色をしています。
トキワ 壁紙四種類
最後、トキワからは色とりどり、少し凹凸のある緑色の壁紙が四種類エントリー。
ちょっとくすんだ緑色が二色、鮮やかな緑色が二色と、こちらも期待大の精鋭たちです。
目に優しいアースカラーの資材も、これだけたくさん集まれば壮観ですね。
鮮やかな緑色を中心に、流行のくすみカラーや、黄緑色に近いものも集めてみました。
ちょっとおしゃれな緑色の壁紙なら、アクセントクロスとして一面だけ貼り替え、そこで撮影するなんてこともできるかも…!
というハロハロスタッフのドキドキワクワクがちょっと透けちゃっています…
スマホ撮影・初心者・無料の動画編集ソフトでも大丈夫?今回の条件はこちら!
今回は、「撮影も動画編集も初心者で、機材もなるべく持っているもので揃えた方が、はじめて透過処理に挑戦!」
というような状況を想定して行いました。
そのため、撮影と編集環境も統一した条件のもとで行います。
● 特別な照明は使わず、室内灯で撮影。
● 撮影機材はiPhone13の通常動画モード
● 動画編集ソフトは無料でダウンロードでき、拡張性の高い「aviutl」
● クロマキー合成メニューは標準機能で備わっているものを使用
● パラメータはできるだけ動かさない
一番うまく背景を透過できる壁紙はどれ?初心者向けの壁紙はこの三種類!
果たして、一番キレイに背景を透過できるのはどの壁紙なのか…
結果はこのようになりました!
壁紙部門はリリカラが二枚、ルノンから一枚がベストな結果に!
リリカラ
LW4699 商品ページはこちらをクリック
LW4245 商品ページはこちらをクリック
ルノン
RH7723 商品ページはこちらをクリック
数ある緑色系統の壁紙のなかで、背景透過がうまくいったのはこの三種類でした!
全部同じように見えますが、それだけキレイに緑色が抜けている、ということです。
リリカラの壁紙は鮮やかなグリーンで、iPhoneの色温度自動調整が入っても、キレイに背景透過が行えました。
意外だったのはルノンのRH7723。かなり黄緑に近い色合いのように見えますが、こちらもキレイに透過することができました。
もう少しパラメータの値を調整すれば、よりキレイに抜けるようになると思います。

壁紙としてはかわいいけど、グリーンバックとしては難しいかも…?
他の壁紙では、残念ながらうまく透過できないものも多くありました。
トキワのTWP1670をはじめ、くすみカラー全般は透過処理には向きませんでした…残念。
また、鮮やかなグリーンが特徴的だったシンコールのBB9323も、逆に緑が強すぎてうまく透過できないといった結果に。
こちらはトキワのTWP1689。惜しい!輪郭に少し緑が残っています。
パラメータの細かい調整さえすればなんとかなりそうですね。
他の壁紙についても、パラメータの大きな調整が必要だったり、手のひらの血管の青い部分がまとめて透けてしまったりと、かなりバラエティに富んだ検証となりました。
カーテン部門はどれも微妙かも?パラメータを調整すればインテリアとしても使えそう!
一方、サンゲツのカーテンではそのすべてで細かなパラメータの微調整が必要になりました。
折れやよれはあまり気になりませんでしたが、黄色に近いもの、編み目がしっかり出ているものだと、うまく透過ができない傾向にあるようです。肌の黄色ごと透過してしまいました。
グリーンバック用おすすめ壁紙はこの3つ。まずは無料サンプルをお取り寄せ!
というわけで、ハロハロがおすすめするグリーンバック用壁紙は以下の三種類となります!
リリカラ LW4699 商品ページはこちらをクリック
リリカラ LW4245 商品ページはこちらをクリック
ルノン RH7723 商品ページはこちらをクリック
もちろん、撮影環境や機材、使用ソフト等によって、透過処理の大きく難易度は異なります。
まずは無料サンプルをお取り寄せいただき、ご自身の環境でうまく透過できるか、お試しいただいてからのご注文を強くおすすめします!


使い方はいろいろ。使うときだけ出したり、アクセントクロスとして貼り出しても◎
一枚あれば動画制作に役立つグリーンバック用壁紙。
壁に貼らなくても、大きめのボードに貼って使うときだけ取り出して使う、ということもできます。
小さな壁にアクセントクロスとして貼って、その前で撮影をする、という使い方もできるでしょう。
もちろん、大きめのグリーンカーテンを一枚用意しておいて、必要なときだけ広げる…ということもできそうです。
お部屋を圧迫することなく、アイデア次第ですぐに取り入れられるグリーンバック環境。
もう少し続きそうなおうちでのお仕事時間に、一枚取り入れてみてはいかがでしょうか。